「個客」をつかむケータイCRM―需要創出のITマーケティング
「個客」をつかむケータイCRM―需要創出のITマーケティング
CRMプロジェクト
昨今のトレンドにおける既存の販促方法の問題点を示しながら、顧客との信頼関係を
築く新たなツールとして、i-modeによるケータイCRMとその導入例を紹介している。
某スーパーにケータイCRMを導入し、顧客との新たな関係をつくることによって、売上
前年比30%増、現場従業員の士気の高揚、顧客とのコミュニケーション向上、新顧客
層の獲得という驚くべき成果の数々を挙げた経緯が克明に書かれている。
また、Muji.Net、コクヨなどの、Webサイト・CRMの併用による新製品開発例だけでは
なく、資生堂のi-modeやJ-skyを利用した情報発信例についても、詳細に書かれてい
る。
全編を通して著者が強調しているのは、「いつでも」「どこでも」「簡単に」「誰でも」ケ
ータイで企業に自分の声が届けることができる、というケータイCRMの最大の利点
である。
一方で、顧客情報の秘密保持とi-modeの世界標準化は、ケータイCRMが普及する
ための大前提となるはずなので、そのことについてもっと触れてほしかった。ただ、
そのことを差し引いても、ケータイCRMの特徴、活用法、利点、短所などが即座に
理解できるという点で、本書を読むことの意義は大きい。マーケティング戦略の幅を
広げるために、ぜひ一読をおすすめしたい。
●中小企業の我々にも可能性を感じさせる1冊です
本書は携帯電話を使ったCRMを、実例をもとにわかりやすく解説してくれます。CRMや
EMMといったテーマに対して初心者である私も、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
スーパーX(多分某大手チェーンのことでは?)の店舗を舞台に進められる、店員たちの
CRMへの取り組みは、流通産業に身を置く者として大変興味深く読めました。
他にも資生堂、良品計画といった大企業が登場しますが、低予算でも取り組める「ケ
ータイCRM」そのものは中小企業に勤める我々にも大きな可能性を感じさせてくれま
す。お勧めします!
●分かり易い!実践したくなる!
難しい内容かと思いきや、スーパーという身近なテーマであり非常に読み易い・分か
り易い内容で一気に読んでしまいました。
私自身は、小売業に身をおくものではないのですが、思わず実践したくなってしまい
ました。スーパーの経営に携わる方達ならより興味深い書籍なのではないでしょうか。