プログラミングiモードJava―iアプリの設計と開発
プログラミングiモードJava―iアプリの設計と開発
鷲見 豊
●○JAVA、○設計、×iアプリ の人には最適。
「仕様を作った人」じゃなくて、「仕様を使う人」が作っていることが伝わる。使いやすくて、
わかりやすい。
○索引の出来が良い。索引で紹介されている頁と、期待している情報がマッチしている。
○頭から読んでもおもしろい。眠くならずに読める。○頭の部分で「そもそもiアプリとは」
が要領よく解説されている。○サンプルがシンプル。サンプルを「解読」せずにすぐ使える。
○日本語がまとも。翻訳の解説本だと「私の頭が悪いのか、翻訳が悪いのか」と悩むよう
な不可解な文章にあたること多いですよね。それがない。
×初出が古いので、503についての情報しかない。この本が一番適しているのは、
「JAVAや設計の経験はあるが、iアプリは初めて」の人だと思う。
この本読んで悩む時間が削減される事を思えば、設計者の時給ならすぐ元をとれます。
ネットでもこんなにまとまった情報は少ないしね。
●iアプリ開発者必読
この本は503シリーズが発売されてすぐに出版された本です。内容は当然503シリーズ
になりますが、現在505シリーズやFOMA900シリーズのアプリを開発しているものにとっ
ても参考になる内容です。
iアプリ開発者には必須の画像を1ファイルにしてスクラッチパッドからロードする内容など
はこの本以外では解説されているのを見たことがありません。その他にも通常のJAVAと
は違う開発時のノウハウが満載です。
●必携の一冊
オライリーらしい技術者肌の簡潔な記述なので、150ページ強の本書のみでもJavaプロ
グラマーならそれほど苦心せずにiアプリAPIを習得できると思います。
本書以外にも数冊のiアプリプログラミング関連の本を読んでみましたが、大抵の物は
サンプルコードの解説も「後はCD-ROMの中に入っているのを読んでね」と言ったいい
加減な物が多く使い物になりません。
また本書にしか見られない解説も多く、特にスクラッチパッドからリソースをロードする
やり方など本書以外では見た事がありません。FOMAや504i等のJarファイルの許容
サイズが30KBの物も出回っているとはいえ、まだリソースを含めたサイズとしてはお
世辞にも余裕があるとは言えず、これらの解説は重宝します。
また本書は503i対応を謳っていますが、勿論504i/FOMAでも拡張API(赤外線通信等)
以外には対応しています。504i/FOMAにも対応した第2版を期待しています。
●Javaを知っている人のための入門書
DoJaのAPIはほぼ全てUIに関するものであり、本書ではDoJaAPIの各クラスについて
の説明とその振る舞いを簡潔に概観することが出来る。そのためクラスリファレンス
ドキュメント代わりに私は使っている。
当然DoJaAPIのJavaDocを読みこなす必要はある。またプログラムサイズなどiアプリ
固有の問題がいろいろあるがそれについての解説がJ2SEしか知らなかったプログラ
マにとっては、非常に新鮮でありその解決策は示唆に富んでいる。
当然ながらこの本に何もかも望んではいけない。各クラスの使い方は良く分かっても
これを組み合わせて何かを作りたいときは、別の本を参照する必要がある。