ケータイHTML コンパクトリファレンス
ケータイHTML コンパクトリファレンス (Compact reference)
インフォシェル
●実務には問題なし
インフォシェルの著書はいずれも HTML という技術への誤解を多分に含んでいる。
しかし実務には問題ない。なぜなら、通信事業者、ブラウザを製作するソフトメーカ、
コンテンツ作成者、コンテンツ利用者がみな「同じように誤解している」からだ。
HTML に詳しい方は本書の解説にがっかりされるだろうが、これはこれなりに実用的な
解説だということに注意が必要だろう。端的にいって、今そこにある(大きな)需要を最
短距離で満たすところに本書の本領がある。
ちゃんとした説明を試みると、(少なくとも短期的には)かえって読者の混乱と不便
(わかりにくさ)につながる現実があり、本書は売れ線を狙った商品として間違って
いない。
そうした状況を知るという意味では、HTML に詳しい方にも興味深く読めるのではないか。
本書は類書と比較して全体の構成・各ページのレイアウトがよく工夫されており、また
解説がこなれていて読みやすい。HDML の解説は少ないが、これは現行の au 端末が
C-HTML と XHTML によく対応している現状を反映したものだから、心配は要らない。
現状、本書は実務に有用である。少ない類書中では、ベストといってもよい。とはいえ
将来的には、携帯電話向けコンテンツの製作においても HTML への深い理解が必要
となる。今後の解説書では、正しい解説と目先の問題の解決という二兎を追ってほしい。
●やはり著者はHTMLに関して何も理解していない
各要素の解説があまりにも誤りが多くてお話にならない。著者インフォシェルが以前に
出版した「ケータイサイト構築完全ガイド」と同様、サンプルソースにやはり致命的な誤
りがある。
この本をHTMLの解説書として利用すべきではない。各ケータイキャリアがどのタグに
対応しているか比較する為のみに活用はできるだろう。(しかし、タグ比較表もところど
ころ誤りがあるから、十分に活用は出来ない)HTMLの解説書は別途購入した方が良い。
i-mode対応XHTMLの解説は、DoCoMo公式サイトの解説を殆どそのままパクっただけ
のもの。i-mode対応XHTMLについて知りたい方には役不足。そして、i-modeブラウザ
のバグに関しては一切書かれていないのが痛い。
EZweb独自のXHTMLの文書型宣言が不適切。Openwave社独自のXHTML Basicを宣言
するのではなくて、Openwave社独自のXHTML Mobile Profileを宣言した方が、対応して
いる要素の解説に矛盾が無いと思う。
●いい買い物をしました。
imode,voda-phone,EZWEB系列のすべてに対応。ただし、HTMLとタイトルに書いてある
とおりEZWEBのHDMLについては詳しく記載はされていません。全キャリア対応のWEB
ページを制作されている方をターゲットにしていようです。
ひとつひとつのタグに解説やうんちくが書いており非常に見やすい作りになっています。
値段もお手ごろで大きさも小さいので便利です。
●タグリファレンスとしては一番良い。
今まで出ていたiモード用解説本の中でタグのリファレンス本としては一番良いと思います。
505にも対応していますし、他の携帯(J-SKY,EZWEB)にも対応しています。